伝統とは何か。続

「出会い」が人生を豊かにする。 

 Philosophy of Maison TEAxtile

古いから良いのか。それとも良いから残っているのか。

 

いわゆるヴィンテージという分野は年代がつけば価値が上がる。新品にはない雰囲気、風格が魅力となり人々を惹きつける。

しかし伝統工芸の分野においての答えは「それが良いから残っている。」べきである。

 

昔ながらのやり方に価値があるからではなく、総合的に判断し最良の方法が他にないから守り続けているのだ。

機械では表現できない結果が得られるから手作業で行う価値がある。

もし手作業と同等、もしくはそれ以上の結果が残せるのであればその手段を導入すべきだ。

伝統工芸の技術は先人たちのトライアンドエラーの積み重ねによる努力の結晶であり、当時の最先端であったはずだ。

 

その恩恵に与かる者のするべきことは、自らも革新を続けること以外にはない。

その中から良い結果が得られたものを後世に伝えていけばいい。

 

生産者として大切なことは、高い品質と満足を消費者に提供することである。

この壮大な目標に自らが挑んでいると思うと・・、まったく・・素晴らしい人生の選択をしたとつくづく思う・・。